「ほどほど」がいい

最近、非常にまじめ・誠実・責任感が強い方のお話を聞く機会が増えました。

情勢柄なのでしょうか。

テレワークが一般的になりコミュニケーションが希薄になったことで

察知する人…いわゆる「いい人」が以前に増しても辛い思いをする環境が

整ってしまったように思います。

 

無意識に「いい人」になってしまう人に伝えたい…

 

・仕事は適当に手を抜く

→手を抜いたところで評価はそれほど変わらない

 

・困りごとをかき出す

→自分でどうにかなることか・自分ではどうすることもできないことかに分別する

(分かるの語源は分けるだそうです)

 

・すぐに応答しない

→返答に困ったふりをして「うーん」と悩んで見せて、答えを出さないでいると相手が折れる

 

・朝令暮改に振り回されない

→指示されたことにすぐに着手しないと無駄なことをしなくて済む

 

・自分を自分の親友のように扱う

→ほかでもない自分が自分を大切にすることが何よりも重要

 

まじめ、誠実、責任感が強いことは決して悪いことではありません。

むしろ欠如している方が問題でしょう。

でも、何事も「過ぎて」しまうのはアンバランス。

まじめも過ぎれば、不まじめが顔を出し、

誠実も過ぎれば、不誠実が顔を出し、

責任感の強さも過ぎれば、無責任が顔を出します。

 

「過ぎた」状態はアンバランス。

「良さ」の対極にある「悪さ」のようなものが顕在化してバランスを取ろとします。

逆もありきで「悪さ」も過ぎれば対極の「良さが」顕在化します。

 

一見「良さ」が際立った方が、良い印象になると考えがちですが、

「悪さ」が顔を出さないように「ほどほどに良い」が理想。

中庸を目指したいものです。