不調には原因があります。
その原因を解析することで不調に振り回されることがなくなります。
いつもの自分と何かが違う。
ささいなことで気分が落ち込む(思い当たる原因がないのに気分が落ち込む)。
不安がつのる。
将来のことが心配でならない。
イライラしてどうにもならない。
…などなど、不調が少しでも自覚された時は様々な観点で解析することをオススメします。
①時間の観点
・暇過ぎる
人間は暇になるとロクなことを考えません。
暇すぎる場合、不安や心配がつのることがあります。
意識して忙しくすることもときには有効です。
・忙し過ぎる
忙し過ぎたり、焦ったりする状況が続くと
体からSOSが出るのは自然なことです。
意識してゆっくりする時間を作る必要があります。
例えば、マッサージやエステを受けるのも有効です。
②中医学の観点
体質診断で体質チェックをして、何が問題なのかを知ることは有効です。
女性は生理・妊娠・出産・授乳などから「血虚・気虚」になりやすいのです。
その状態が続くと、感情面でのトラブルが噴出するケースをたくさん見てきました。
③ホルモンバランスの観点
生理前・排卵前は特に不調になる傾向があります。
生理日・排卵日を知ることにより、
「今の不調はホルモンバランスの乱れが原因なんだ」と気づくことができます。
不調の原因が分かると冷静になれたりします。
④ストレスの時系列観点
ストレスの影響はだいたい三カ月遅れでやってきます。
「今」の状態は三カ月前のストレスの影響が反映しています。
三カ月前に何があったっけ?と考えるだけでも、不調にとらわれることがなくなります。
「あの出来事(ストレス要因)があったから、今は不調なんだ」と気づくだけでいいのです。
そして「今」のストレスが三カ月後に影響します。
程よいストレスがいいですね!
⑤ストレスの量的観点
人間は大きなストレスには意外と耐性があります。
ストレスを予期して、防御モードに入ることができるからです。
小さなストレスは見過ごされ、結果的に悪さをします。
日常の小さなストレスを見過ごしていないでしょうか。
例えば、挨拶をしても返ってこない・一人で過ごす時間がないなど…。
本人でさえ気づかないような小さなストレスが、大きく蝕むのです。
⑥ノイズの観点
生きていれば、様々なノイズの影響を受けます。
ノイズとは騒音・悪臭・疲労・人間関係などなど多岐にわたるネガティブエネルギーのことです。
満員電車での通勤はものすごいノイズになります。
それは、戦場の最前線で戦う兵士のごとくです。
ネガティブエネルギーを避けて生きていくのは難しいですが、
軽く見ないで、対処・発散などしなければ、時間経過で消えていくもの以上に蓄積してしまいます。
⑦医療の観点
何をやっても不調が続く場合は、重篤な病気が隠れている場合もあります。
病院に行って医師の診察を受けることをオススメします。
検査をして何の問題もなければ、安心できます。
病名がはっきりすれば、あとは治療するだけなので、それも安心材料の一つになります。
他にもいろいろな観点があります。
不調に限らず、起こった現象やあらゆる関係性などをメタ認知的に
解析・分析することが癖づけられていくと、いろんなことが見えてきて
面白くなってきます。