暴力そのものと言葉の暴力はほぼ変わらないダメージを与えるという調査結果がある。
暴力はいけないとたいていの人は分かっている。
暴力はもちろんのこと、言葉の暴力にも気をつけている人は少なくないと思う。
が、感情の暴力にまで配慮している人は、そう多くないだろう。
配慮しようと思っても、なかなかできないのが現実。
子供(特に思春期)、ハイリーセンシティブパーソンにとっては感情の暴力は耐え難い。
例えば、親が忙しく家のことをしているのに、子供が手伝わない。
そんなとき「なんで、手伝わないんだろう。なんで、知らないふりができるんだろう」とイラつくとする。
それを感じ取った子供は感情の暴力を受けたことになり、本能的に自分を守るために攻撃的になったりする。
イライラしている人のそばにいると、そのイライラが伝わってくるのは分かりやすいと思う。
感情の暴力を受けたというサインだ。
ネガティブな感情には暴力性があり、暴力や言葉の暴力同様のダメージを与えると考える。
人間関係が良好でない場合、無意識に感情の暴力をふるっているかもしれない。