
Q農作物が良く育つのは?
①きちんと耕され、肥料豊富な畑。
②耕されず、荒れた畑。
答えは②です。
②のような畑では、植物はわずかな栄養と水分を求めて
長く・深く根を張ります。
そしてわずかな栄養・水分を最大限に活かし、
自分の栄養にします。
そこにあるのは「渇望感」です。
①の畑では十分に栄養も水分も与えられているので、
それを得ようと必死にならず、根を伸ばすことはありません。
伸ばさなくてもすぐそこに栄養も水分もあるから・・・。
植物も人間も同じで何不自由ない環境より
多少、困難な環境の方が味のある人間が育つようです。
与えられることに慣れてしまうと、
得るための努力をしなくなってしまいます。
「渇望感」が常にない状態ですね・・・。
問題はないに越したことはないのかもしれません。
恵まれた環境で育ったことを活かしきることができれば
いいのですが、なかなかそれは難しいことなのではないかと思います。
よく「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言いますが、
自分の若い頃を思うと、わざわざ買うか?と思ってしまいます。
今だって、困難を望んで飛び込もうとは思いません。
困難が生じたら、できるだけスムーズに乗り越えたい!って思います。
悩んで、苦しむことは味のある人間になるために
必要な要素の一つなのかな。
脳科学では右肩上がりに困難なく成長すると、パフォーマンス下がり、
階段を上がるように(壁にぶち当たり、乗り越えながら)成長すると、
爆発的なパフォーマンスを上げるという知見があります。
「きれいごとだけではすまされない」
どんな事にもその裏側があることを忘れないように心がけています。
テーゼとアンチテーゼが同じ時間上に存在することを忘れてはいけないみたいですね。
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